【方言】「けった」の意味と例文

方言

けった

方言の地域

愛知県

方言の意味

自転車

「けった」について

愛知県、特に名古屋周辺で使用される方言「けった」は、自転車を指す言葉です。
この表現は主に小さい子どもから学生くらいの年齢層によく使われます。
正式な名称は「ケッタマシン」とされており、名古屋の方言である「蹴ったくり(ペダルを踏む・蹴る)」に由来しています。
「蹴ったくりマシン」が略されて「ケッタマシン」となり、さらに短縮されて「けった」となったという説があります。

大人になると、方言を使う機会が減り、特に地元を離れて都市部などで生活するようになると、標準語や共通語の使用が増えるため、「けった」という表現を使うことが少なくなると考えられます。
この変化は、方言が日常生活や地域のコミュニティにどのように根付いているかを示す一例です。

「けった」の使い方

たく
たく

明日の集合場所まで何で行く?

私は家から近いし、けったで行くよ
(私は家から近いし、自転車で行くよ)

さつき
さつき

「けった」の例文

  1. けったでコンビニに行ってくる
     (自転車でコンビニに行ってくる)
  2. このけった、ペダルが軽いんだ
     (この自転車、ペダルが軽いんだ)
  3. けったを貸してくれる?
     (自転車を貸してくれる?)