【愛知弁】愛知県の方言「あっぱっぱー」の意味と例文

方言

あぱっぱー

方言の地域

愛知県

方言の意味

「あっぱっぱー」とは愛知弁で「開けっ放し」、窓などが所謂開放的な状態という意味を持ちます。
「あっぱっぱー」ではなく「ぱーぱーー」と言って使うこともあります。

「ぱーぱー」と「あっぱっぱー」の2つの方言は愛知県の他にも使われており、特に愛知県に隣接している静岡県や三重県などの東海地方で使われるのが確認されています。

方言の語源

建設用語から方言が生まれた?

「あっぱっぱー」の語源にですが、これは建築用語の1つに同じ言葉があり其処から生まれたとされています。建築用語の方の「あっぱっぱー」は、何もしないことや何もない状態のことを表わす言葉となっています。
この何もない状態とは空間内に視界を遮るものが無い広い空間や吹き抜けのことを指します。
このことを英語で「UPAPARTS」と言い、この言葉こそが名古屋弁の「あっぱっぱー」の語源だと言われています。

ワンピースにも方言が使われている?

愛知弁になる「あっぱっぱー」ですが、実は大正時代の終わりごろから昭和初期にかけてこの方言と同じ名前のワンピースが流行した歴史があります。

ワンピースの特徴として記事が薄くゆったりとしていて、歩くと裾が広がるのが印象的で、まるでぱーぱーと広がっている、とも言われていました。
そこからあっぱっぱーという名前が付いたのかもしれませんね。

「あっぱっぱー」を使用した例文

みな
みな
あんた、デニムの前があっぱっぱーになっとるわ
(あんた、デニムの前が開けっ放しになってるわよ)

ほんとだ、ありがとう。でも気付いてたんならもうちょっと早う言ってよー。電車で恥ずかしい思いしたがね!
(ほんとだ、ありがとう。でも気付いてたんならもうちょっと早く言ってよー。電車で恥ずかしい思いしたじゃん!)
さつき
さつき

みな
みな
人が大勢いる中で注意するの、私もあんたも恥ずかしいでしょ?

そうだけど、降りた今言われても十分恥ずかしいよ!?
さつき
さつき

まとめ

愛知弁「あっぱっぱー」についての詳細などをご紹介してきました。あっぱっぱーのワンピースですが、画像で見ると普通に今も着ている人がいるくらいずっと流行っている感じのワンピースです。

ワンピースにはゴムがお腹辺りに入っているので、ちょっとふくよかだったり妊婦さんでも着れそうなゆとりがあるデザインもありました。
これにレギンスやタイツ、カーディガンやジャケットを合わせると可愛くなりそうです。
夏場はサンダルとかと合わせると見た目も涼やかで良さそうですよ!個人的にはワンピースだとコーディネートが楽なので嬉しいですね、おすすめ!

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