
東北の中の1県でもあり、本州の最北端に位置する青森県。
林檎などの果物栽培でも有名ですが、他にも世界遺産の白神山地や県内で3番目の大きさを誇る湖・十三湖で獲れるシジミを使った絶品料理の数々といった観光地や、名物グルメで溢れている魅力一杯の県です。
そしてそんな北国で話されている青森弁は東北弁らしく、独特なイントネーションや県外の人が聞くと不思議に思ってしまうような言葉で溢れています。
そのような青森弁の中から今回は「まっこ」という単語の意味や例文などを中心に、この記事を書いていこうと思います。
方言
まっこ
方言の地域
青森県
方言の意味
青森弁で「まっこ」は「お年玉」や「おまけ」を意味している言葉です。
中には「マツコ」と、今お茶の間で人気の毒舌ご意見番女装家の名前みたいに呼んでいる人もおられます。この「まっこ」が好きなのは青森県民だけでなく日本国民のほぼ全てに言えますね。
「マッコ市」という催し物がある!?
実は青森県の黒石市では、毎年2月の第一日曜日に「旧正月マッコ市」という催しが開催されています。
この催し物、各商店やスーパーなどで特売品を購入すると「まっこ」所謂お年玉と称したおまけが貰えるよ、という内容なのですが、この「おまけ」が想像以上に豪華なのです。
3000円以上の購入でまっこが詰まった段ボール箱を1つ貰える仕組みですが、この箱から溢れるほどのお菓子や日用品が入っているのです。
TwitterなどのSNSでは市民がこの箱の中身を公開している写真が見られますが、其処でもとんでもない量の「まっこ」が入っていることが分かります。
徹夜組が出るほど人気!?
このマッコ市の開催時間は朝の4時30分から5時とかなり早いのですが、この所為か「まっこ」を早く確実に貰うための「徹夜組」も毎回といっていい程出現しています。
それ程黒石市民が心待ちにしている催し物ということなんですね。
「まっこ」を使った例文

(黒石市の『マッコ市』、来週だったよね!?どうする、今年も徹夜して頑張ってお買い得品一杯ゲットする?)
(徹夜はかなり魅力的な案だけど、流石にお母さんたちも高齢だし、今年は開店時間に間に合うようにちゃんと仮眠を取ってから行った方が良いかもね。)




まとめ
青森弁で「おまけ」等の意味を持つ「まっこ」を中心に意味などを書いてきました。
「まっこ」で「おまけ」という意味だと初見では辿り着けないのは当たり前ですが、更に言うと『マッコ市』という催し物も開催されていることもビックリしました!
それに徹夜して『マッコ市』に向かうというのも凄いですよね、何処かの同人即売会とかアイドルコンサートでは聞いたことありますけど、まさか特売品目当てに徹夜するとは…。
それ程そのまっこが魅力的なんですね、かくいう私もちょっと興味ありますけど流石に青森まで行くのは無理ですよねぇ、残念ですけど…。