【千葉弁】千葉県の方言「たまたま」の意味と例文

方言

たまたま

方言の地域

千葉県

方言の意味

標準語と同じ言葉なのに違う意味がある!?

標準語では「思いがけない」等の意味があり日常的に使われる「たまたま」という言葉ですが、千葉県では「初めて」という全く違う意味で使われます。

したがって「たまたま(思いがけず)聞いた話」も千葉弁になると「初めて聞いた話」になるので、意味を知らずに聞くととてもややこしくなります。

千葉弁について

千葉弁でも地域で違いがある?

千葉弁と一口に言っても他県の方言と同様、千葉県内にある地域により実際に使用される方言のバリエーションやイントネーションも変化します。
千葉弁には大きく分けて野田弁と房総弁、そして東総弁の3つがあるのです。

また、県内でもその地域が東京都・埼玉弁寄りか茨城県・栃木県寄りの地域かによってイントネーションや訛りも変わる、という特色を持っているのが千葉弁の特徴になります。

「たまたま」を使用した例文

みな
みな
えっ、キャラメルってこの包みのまままるっぽ食べられるの!?たまたま聞いた!
(えっ、キャラメルってこの包みのまま丸ごと食べられるの!?初めて聞いた!)

知らなかったの?まるっぽ食べても別に体にはあんとんねーんだよ。寧ろ捨てるのはあったらもんって思う人もいるみたい
(知らなかったの?まるごと食べても別に体には何ともないんだよ。寧ろ捨てるのは勿体無いって思う人もいるみたい)
さつき
さつき

みな
みな
へぇー。なんか昔の人の知恵って感じねぇ

まとめ

千葉弁「たまたま」について解説してきました。
標準語とは違う「初めて」という予想外の意味を持つ千葉弁でしたが、場所が都会というイメージを持つ千葉だけにこの言葉で違う意味を持つというのは本当にややこしいと思います。
観光客とか絶対に勘違いしそうです。

因みに個人的にもう一つ驚いたのが標準語版の「たまたま」に「思いがけず」というきちんとした意味があることでしょうか。
日常的に突発的に使うことが多いので、持っている意味をちゃんと考えたことが無いんですね。
だからそういえばこんな意味だった!っていう感じの驚きを感じました。我ながら今更感が半端ないですね。

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