
柑橘類のみかんや伊予柑の一大生産地として有名な愛媛県。
他にも宇和島の鯛といったグルメや道後温泉や絶景で知られるしまなみ海道など、一日では巡れないくらい観光スポットが凝縮している地です。
そして愛媛弁、伊予弁とも言われていますが多くの人が「優しい」というイメージを持っている方言です。このイメージは語尾に強さが無いからだと言われています。
そんな特徴を持つ愛媛弁の中から「じゅうるだんぼ」という言葉の意味などについてを今回はご紹介していきます。
方言
じゅうるだんぼ
方言の地域
愛媛県
方言の意味
愛媛弁の「じゅうるだんぼ」とは道が雨や泥などでどろどろになった所の「ぬかるみ」を指す言葉です。
元の「ぬかるみ」より長くなっているので逆に意味が分からなくなっていますね。
愛媛県だけが使っている?
四国の中の1県であり香川県や徳島県、高知県と隣接している愛媛県。
「じゅうるだんぼ」を含む方言も他の3県に分布されていると思いきや、実はこの「じゅうるだんぼ」は愛媛県独特の方言であり、四国のみならずどこの都道府県でも使われていないようです。
愛媛県について
愛媛県は3つに分けられる?
愛媛県は地域ごとに3つにわけることが出来ます。
この時「伊予の国」の「予」を使い東部の東予、中予に南部の南予と呼ばれています。
東予は今治市と西条市より東の地域のことを指し、南予は大洲市と内子町よりも西の地域のことをいいます。
そして中予は、上記の南予と東予に含まれている地域以外のことを指します。
愛媛県民の間ではこの3区分が一般的で、テレビなどで市町村での表示が大半となった現在でも愛媛県の放送局によってはこの3区で表示されています。
「じゅうるだんぼ」を使った例文

(あんた大丈夫!?だから足元ちゃんと見てなさいって言ったでしょ!雨上がりでぬかるみがあるから危ないのよ!ほら、ちゃんと足元拭いて服も着替える)
(分かってるよぉ、髪の毛そんなに拭いたら痛いよママぁ)


(ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうでしょ!これくらい我慢しなさい!)
まとめ
今回は愛媛弁の「じゅうるだんぼ」や愛媛県についてをご説明してきました。
南予は中南部のことかと思いきや西部という意表を突いた地域のことでした。
南なのに西とはややこしいですね。
そして「じゅうるだんぼ」という意味不明の言葉のことを愛媛県員以外の誰が「ぬかるみ」だと一見しただけで分かるのか、予測不可能というくらい分かりづらい言葉だと思います。
4文字の所を更に増やすという不思議な方言、愛媛弁ミステリーですね。