【方言】「ばさらか」の意味と例文

方言

ばさらか

方言の地域

福岡県(中央部、筑豊地方)

方言の意味

とても、ものすごい、たくさん

「ばさらか」について

「ばさらか」とは、福岡県中央部や筑豊地方で使われる方言で、「とても」「ものすごい」「たくさん」といった意味を持ちます。
この言葉は博多弁における「ばり」と同様の意味を持っており、強調表現として使用されますが、筑豊弁という地域特有の方言としての性質を持っています。

興味深いことに、「ばさらか」の語源はサンスクリット語、梵語の「伐闍羅」に由来しているとされています。「伐闍羅」には「金剛」という意味があり、金剛石(ダイヤモンド)の名前の由来もここから来ています。
さらに、「伐闍羅」は「最強」という意味も持っており、その最強であるという意味合いが「ばさらか」という言葉に反映されていると考えられます。

「ばさらか」の使い方

みな
みな

こげんばさらか服貰うてしもうて本当によかと!?
(こんなにたくさん服貰っちゃって本当にいいの!?)

よかとよかと。こげんばさらか持って行ったっちゃ引っ越し先には入らんけん
(いいのいいの。こんなに一杯持って行っても引っ越し先には入らないから)

さつき
さつき

「ばさらか」の例文

  1. このケーキ、ばさらかおいしいわ。もっと食べたい!
     (このケーキ、とても美味しいわ。もっと食べたい!)
  2. 彼、ばさらか頭がいいんだって。成績トップらしいよ
     (彼、ものすごく頭がいいんだって。成績トップらしいよ)
  3. この店の料理、ばさらか量が多くて満足だわ
     (この店の料理、たくさんの量が多くて満足だわ)