【福島弁】福島県の方言「いじくりこんにゃく」の意味と例文

方言

いじくりこんにゃく

方言の地域

福島県

方言の意味

意味はコンニャクとは無関係!?

この「いじくりこんにゃく」ですが、その意味は福島弁で「可愛らしい」という意味で使われています。
残念ですが意味自体はコンニャクとは無関係となっています。
特に赤ちゃんや子供、言煮などのペットという可愛い存在を目にして思いきり可愛がることを「いじくりこんにゃく」と言うそうです。

また、結構有名かと思いますが東北地方で「可愛い」は「めんこい」とも言うので「めんこくていじくりこんにゃくだ」と使うこともあります。
コンニャクと明太子が合体している文章に見えてしまいますね、なんか美味しそう。

他にも道具などをいい加減にいじくりまわした結果、おかしくなる現象のことを指す言葉でもあります。
此方の意味は某日本放送の県民密着バラエティーで紹介され、話題になりました。

方言の語源

やっぱりコンニャクが関係していた!?

では何故コンニャクが方言に入っているかというと、それは語源と関係しています。
実は「いじくりこんにゃく」は、コンニャクをつくるときに捏ねすぎてしまうとコンニャクが上手くつくれないことから生まれた言葉なのです。
また、昔はいわき市の山間部でこんにゃく芋が多く生産されていたのでそのいわき市から福島に浸透していったのではないか、とも言われていたりします。

「いじくりこんにゃく」を使用した例文

みな
みな
あっ、このわんちゃんもしかして先月がら飼い始めだっつってだ子?めんこいね~!
(あっ、このわんちゃんもしかして先月から飼い始めたって言ってた子?可愛いね~!)

そうなの、よがったら触ってくれで。結構人懐っこぐで誰にも噛んだごどのねぇお利口さんなの
(そうなの、よかったら触ってあげて。結構人懐っこくて誰にも噛んだことのないお利口さんなの)
みさき
みさき

みな
みな
えっ、うんといい子じゃーん!じゃあお言葉さ甘えでうんといじくりこんにゃくしてぐれるわぁ~!いい子いい子ー
(えっ、めっちゃいい子じゃーん!じゃあお言葉に甘えて物凄く可愛がってあげるわぁ~!いい子いい子ー)

ごんなにいじくりこんにゃくしてぐれでどうも、まだ明日会社でね!
(こんなに可愛がってくれてありがとう、また明日会社でね!)
みさき
みさき

みな
みな
うん、まだ(また)明日ね!

まとめ

福島弁「いじくりこんにゃく」の意味と例文、語源についてお送りしてきました。
こんにゃくというワードがそのまま入っているくらいなので何処かにコンニャクに関する事があると睨んでいましたが、やっぱり語源に関係していましたね!なんか嬉しい。というかコンニャクに関係していなかったらそれはそれで逆にめちゃくちゃ気になりますよね、何で関係ないのにコンニャク!?って感じで。なのでその訳が判明してすっきりしました。

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