【北海道弁】北海道の方言「したっけね」の意味と例文

最近、朝ドラ100作目の作品のモデル・舞台となったことでも人気が爆発している北海道。
ドラマ内でも北海道弁を使用する場面が多々あります。今回紹介する、「したっけね」や「したっけ」の方言を使う所もちらほら。
そこで朝ドラの主人公達も使っている北海道弁の「したっけね」の意味とその言葉を使った例文など、今回は語っていきます。

方言

したっけね

地域

北海道

意味

またね、ばいばいなどの別れの挨拶として使われています。
また、「ね」を抜いた「したっけ」になると、「じゃあ」「そうすると」「そうしたら」といった接続詞の言葉の意味に変わります。

2つの意味として使う地域もあれば、接続詞の方で「したっけ」を、別れ際の挨拶として「したっけねー」を使うという、片方を使わない地域もあるそうです。

また、地域でも使わない所もあれば、年配の方はしたっけねではなく「したらね」をよく使ったり、若者が電話を切る時に「したっけねー」を頻繁に使う所もあるそうです。

因みにこの「したっけ」の方は、北海道だけでなく千葉県や埼玉県、宮城県に千葉県でも方言の1つとして取り入られています。
意味は北海道弁とほぼ同じで、「だけれども」や「そうだとすると」という、言葉と言葉を繋ぐ単語として話されているようです。

北海道弁の由来

北海道弁は北海道で話されている方言ですが、その基盤は東北方言であり東日本方言に属していますが、関西弁などの西日本方言の影響も垣間見えることが特徴の1つです。

また、北海道弁にも地域・世代差があり、内陸の都市部を中心にして大部分では共通語に近い話し方をしていますが、海岸部及び道南の方言は特に北奥羽方言的な特徴が濃く出ています。

北海道弁でも海岸方面の漁村で話されている言葉を「浜言葉」と言い、此方は同じ北海道民でも内陸部の人には聞き取りにくく、若い世代になると殆んど理解できない人もいるそうです。

更には北海道全域がとても広いため、海岸方言でも網走と瀬棚・寿都でも異なり、加えて内陸部方言で観光名所の札幌や旭川・富良野などでも地域や住む人によって微妙に異なる言葉遣いをしています。

「したっけねー」を使用した例文

みな
みな
あ、あしたあさってって昼から空いてる?もしか暇ならかでる遊ばない?
(あ、明後日って昼から空いてる?もし暇なら一緒に遊ばない?)

空いてるよ、行こう行くべ!洋服選び手伝って、丁度新しいの欲しかったんだー
(空いてるよ、行こう行こう!洋服選び手伝って、丁度新しいの欲しかったんだー)
さつき
さつき

みな
みな
いいよー、じゃあ3駅先のショッピングモール行こう、パンケーキ屋さんオープンしたんだって

いいね、行くべ!(行こう!)
さつき
さつき

みな
みな
決定ね、じゃあここで帰るわ、したっけねー(じゃあねー)

うん、したっけねー(またねー)
さつき
さつき


友達と買い物の約束をして帰るという構図で「したっけねー」を使いました。
一部少しだけ浜言葉を使いましたが、私もこれは意味を知らないと何を言っているのか分からないな、と参照元を見ながら思いました。

まとめ

北海道弁でも別れの挨拶と接続詞の意味を持つ「したっけねー」を中心に綴ってきました。
他にもみそ汁をおつゆと言う地域もあったりと、所々で関西弁、西日本の方言の影響も確かに見られました。

ごちゃ混ぜ状態になるのは他の方言も同じですが、北海道は他県から開拓者達が渡って来て発展したことも関係しているのでしょうかね。朝ドラでも開拓者の話が関連していたようですから、やっぱり方言でも関連性はあるのでしょうか。

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