姫路城などの有名観光地から明石焼きやそばめしといったB級グルメの発祥地でも知られている兵庫県。
一大観光都市の神戸でも国内外の方からよく知られています。
兵庫県民が話す兵庫弁は一口に関西弁といっても大阪弁や京都弁とは一味違う方言です。

それを裏付けるように、大阪弁では使わない言葉が兵庫弁として馴染んでいます。
今回紹介する「あいさ」もその1つです。
挨拶という意味ではないこの「あいさ」という言葉の意味などを解説していこうと思います。

方言

あいさ

方言の地域

兵庫県

方言の意味

「あいさ」とは、兵庫弁で「たまに」「稀に」という意味を持ちます。
「あいさ行く」で「たまに行く」ということですね。たまにという意味ですからあまり馴染みがない知り合いだったり、逆に遠方に住んでいてたまにしか会えない友達に会いたいというようなときにも使えます。

他県でも使われている方言?

「あいさ」は方言の1つとして兵庫県以外でも使われています。
全て兵庫弁の「たまに」とは違う意味ですが、群馬県・長野県では「隙間」で埼玉・静岡・三重県では「合間」という言葉で話されています。
したがってこの5県で「あいさ行く」を使うと「合間/隙間行く」と違う意味となるのでうっかり使わないよう注意が必要です。

兵庫弁について

兵庫弁は6つに分けられる?

兵庫弁はあまり知られていませんが、実は県内の地域により6つに分けられます。
このことからこの6つの方言は其々別の方言としても考えられているのです。
その6つの方言の中でも一番メジャーなのが神戸弁で、観光都市として有名な神戸市周辺で話されています。

他には神戸弁と似ていますが近隣の大阪弁の影響を受けている摂津弁、関西と中国地方の言葉の影響を受けているとされ姫路周辺で使われている播州弁、4つ目が兵庫県北部で主に使われておりその独特の言い回しが特徴的な但馬弁です。

淡路島では徳島弁も話す人がいる?

5つ目は県の東部で使われている但馬弁で、京都の影響を強く受けている方言です。
そして最後は忘れてはいけない淡路弁。
島特有の独自の分化と方言で発達してきました。
徳島県にも近いので、地域によっては徳島弁を話す人も少なくありません。

「あいさ」を使った例文

母親
母親
最近あつかましーから中々お墓参りに行かれへんね
(最近忙しいから中々お墓参りに行かれないね)
そうやなぁ…、おじいちゃんらしょーしだしあいさ行かなあかんよなぁ(そうだねぇ…、おじいちゃんら可哀想やしたまに行かないとだめよねぇ)
美奈
美奈
父親
父親
せんど行ってなかったし、今週の日曜日にでも行こか。(長い間行ってなかったし、今週の日曜日にでも行こうか)

まとめ

兵庫弁「あいさ」と兵庫弁について解説してきました。大阪弁と似ている所もあれば、あいさやあつかましーというような独自の方言も使う兵庫弁。同じ関西弁といえど、離れているのもあって大阪弁と全て同じとは違います。

たこ焼きとは違って明石焼きは卵と蛸だけで、専用の出汁に付けて食べますし、食文化でも関西に染まりつつも独自の進化を遂げていることが窺えます。
かと思えば大阪弁と同じ使い方をする言葉もあり、そのような所を見つけていくのも方言の面白い所だなぁと思いました。

おすすめの記事