
金沢や能登など、のどかな観光スポットがあることで有名な石川県。
また、2011年に開館した金沢海みらい図書館はCM撮影のロケ地でも使用され、話題になりました。更に英国BBC放送が実施した『世界の素晴らしい公立図書館4館』などの様々な図書館ランキングにも選ばれ、世界各国からも注目されている注目スポットです。
そして石川弁、あまり知られていない方言でもありますが実は不思議で面白い言葉が沢山秘められているのです。
その中でも今回は「いじくらしい」という石川弁についての意味や例文などをご説明していこうかと思います。
方言
いじくらしい
方言の地域
石川県
方言の意味
使用範囲が広すぎる?
石川弁の「いじくらしい」にはや「しつこい」、「五月蠅い」、「鬱陶しい」に「面倒臭い」、そして「わずらわしい」などの意味を持つ言葉です。
見た通り使用範囲が広く、不快に感じた時の多くの場面で頻繁に使われています。
加えて地元の石川県民の人が話す時は少し訛って「いじっかしい」という形で使うことが多いです。
方言について
方言だと認識されていない?
先程「いじくらしい」は不快な気分の時の多くの場面で使われていると説明しましたが、実はあまりに多くの場面で使われるので地元石川県の人はこの言葉を方言と気付いていない人が多いです。
したがって標準語の1つだと思って公の場で使い、そこで他県民の人に指摘されて初めて石川弁だと気付く人も少なくないそうです。
1種の方言あるあるとも言えますね。
「いじくらしい」を使った例文


(あー、明日のテストまじで面倒臭いわぁー。隕石が学校に直撃して中止になってくれないかなー)

(鬱陶しい気持ちは分かるけど、隕石直撃は100パーセントないと思うぜ。現実見ろよ、現実)



(うるさいなぁ、誰にだって現実逃避したい時はあるんだから放っておいてよ、あー、面倒臭い)

(…現実逃避する暇があるならテスト勉強するほうが賢明じゃないか?)

まとめ
今回は石川弁「いじくらしい」についてご説明してきました。
不快な時に多く使うという、なんともアバウトで使用範囲が広いという意外な方言だということが判明しましたね。
3つくらい意味の含んでいる方言は幾つか見てきましたが、これほどまでに意味と使い時が多い方言は初めてで、石川県民の人もそりゃあ方言だって分からないですよね。
こんなに使っているのになんで標準語じゃないの!?ってビックリしそうです。