【方言】「まける」の意味と例文

方言

まける

方言の地域

山梨県、群馬県、岡山県、四国地方(香川県、徳島県など)

方言の意味

こぼれる、あふれる、もらす

「まける」について

「まける」とは、山梨県、群馬県、岡山県や四国地方で使われる方言で、「こぼれる」や「あふれる」、「もらす」といった意味を持つ言葉です。
例えば、「お茶がこぼれた」は「お茶がまけた」と表現されます。
また、「こぼれるほどいっぱい」の状態を「まけまけいっぱい」と表現し、「まけまけ」という形で使われることもあります。

この方言は液体が溢れたりこぼれたりする状況を表現する際に使われます。
徳島県では「あふれる」や「もらす」という意味で使われることもあります。
岡山県でも「こぼれる」という意味で「まける」「まけた」が使われています。

また、大げさにこぼした際には、「うんまける(おんまける)」と言います。

「まける」の使い方

みな
みな

ごめん、お茶をまけちゃった
(ごめん、お茶をこぼしちゃった)

大丈夫、すぐ拭くから

たく
たく

「まける」の例文

  1. 池の水がまけて、魚が逃げちゃった
     (池の水があふれて、魚が逃げちゃった)
  2. 雨が強くて、川の水がまけまけいっぱいだよ
     (雨が強くて、川の水が溢れそうなほどいっぱいだよ)
  3. ミルクを入れすぎて、カップからまけた
     (ミルクを入れすぎて、カップからこぼれた。)