【方言】「はじかい」の意味と例文

方言

はじかい

方言の地域

富山県、香川県、福岡県

方言の意味

チクチクして痒い、イガイガする

「はじかい」について

「はじかい」とは、富山県、香川県、福岡県などで使われる方言で、「チクチクして痒い」や「イガイガする」という意味を持ちます。
この言葉は、花粉症のピーク時や風が強い時など、喉が痛いときや肌がチクチクする状況で用いられることがあります。
一部の地域では「はしかい」とも言われます。

特に、岐阜県では「はじかい」が「ザラザラしている」という少し異なる意味で使われています。
この方言は、地域によって微妙に意味が異なることが特徴です。

広辞苑によると、この言葉の語源は、麦などのイネ科植物の花の外殻にある針のような突起「芒(はしか)」から来ているとされています。
これは、物理的な刺激を受けた際の感覚を表すのに適した表現です。

「はじかい」の使い方

みな
みな

今日は風が強くて、目がはじかい
(今日は風が強くて、目がチクチクして痒いわ)

花粉の季節だもんね。大変だね

さつき
さつき

「はじかい」の例文

  1. このセーター、はじかいがな
     (このセーター、むず痒い)
  2. 草むらを歩いたら、足がはじかいようになった
     (草むらを歩いたら、足がチクチクして痒いようになった)
  3. この布、はじかいから肌に合わないな
     (この布、ザラザラしているから肌に合わないな)