【香川弁】香川県の方言「おとっちゃま」の意味と例文

方言

おとっちゃま

方言の地域

香川県

方言の意味

お父さんという意味ではない!?

香川弁の「おとっちゃま」は父親ではなく、「怖がり」や「臆病者」のことを意味する言葉であり、子供に対して使われることが多い方言です。
「あんた、おとっちゃまだねー」とは臆病者、怖がりと言われているのであり父親みたいなどと言われている訳ではありませんのでご注意を。

方言の由来

姿形を由来にしている!?

この香川弁「おとっちゃま」の語源は、恐ろしがる様子を例えたものだといわれています。
どういうことかというと、何かに対して怖がったり臆病になっていることを「おとっちゃま」と言い、「恐ろしい」が「おとっちゃま」に、「さま」が「ちゃま」に其々訛って変化したと考えられます。

したがってこの「おとっちゃま」は人が恐れている姿形をそのまま言葉、方言として例えているといわれているのです。

「おとっちゃま」を使用した例文

みな
みな
お前ってほんまにおとっちゃまだよな。たかがお化け屋敷なんやきんよ、そなに泣くなよ
(お前って本当に怖がりだよな。たかがお化け屋敷なんだから、そんなに泣くなよ)

誰だって好きで泣いとらんわよ!しょうがないでしょ、暗いしおばけ出てくるし怖いものは怖いのよ!悪い!?
(誰だって好きで泣いてないわよ!しょうがないでしょ、暗いしおばけ出てくるし怖いものは怖いのよ!悪い!?)
さつき
さつき

みな
みな
だれっちゃ悪いなんて一言も言っとらんやろ。ほら、あともうちっとでお化け屋敷も終わりやきんよとっとと行くぞ
(誰も悪いなんて一言も言ってないだろ。ほら、あともうちょっとでお化け屋敷も終わりだからとっとと行くぞ)

ちょっ、歩くの早すぎ!仮にも女の子が泣いてんやきんよちっとは優しくしまいよ!
(ちょっ、歩くの早すぎ!仮にも女の子が泣いてんだからちょっとは優しくしなさいよ!)
さつき
さつき

まとめ

香川弁「おとっちゃま」の意味や例文をご紹介してきました。
父親のことを呼んでいるようん言葉ですが、怖がりや臆病者のこと指すというちょっと変わった方言でした。
でも人が恐ろしがる様をそのまま方言にした言葉という由来に関しては納得できそうですね。
そのままじゃん!って少し呆気にとられましたが。

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