篤姫や西郷隆盛など、歴代大河ドラマの主人公となる偉人を多く輩出してきた薩摩、現在の鹿児島県。
特に彼等が喋る鹿児島弁は男らしく、迫力がある方言に聞こえます。
しかし言葉が難解で、アクセントもどこに付けるか難しい点もあります。

また、鹿児島弁は雰囲気的には分かるけど、実際に聞かれると分からない、知らないという方もおられると思います。
そんな人たちにもわかるよう、今回は鹿児島弁の中の1つ「きばれ」の意味や例文、そして鹿児島弁の由来などをご紹介していきたいと思います。

「きばれ」の意味

この「きばれ」という方言は標準語で「頑張れ」という意味を持っており、鹿児島弁でもメジャーな言葉の1つです。
春夏の高校野球の横断幕にもこの言葉が書かれており、応援席でも必ずと言っていいくらいに「きばれ!」という声が飛び交っているそうです。

「きばれ」等の鹿児島弁の由来

因みに鹿児島弁と書いていますが、その鹿児島がかつての大隅国と薩摩の国にあたることから、薩隅方言や薩摩語、薩摩言葉とも呼ばれています。
また、九州では薩隅方言の他に「肥筑方言」と「豊日方言」の2つ、合わせて3つの方言があります。

したがって、九州の方言は大きく分けて3つのブロックに別けられるのです。
福岡弁や博多弁などによく見られる「ばってん」や「よか」等の特徴的な九州弁が肥筑方言に多く、子音で終わる音で発達しているという特殊化が進んでいるのが薩隅方言だそうです。

ですが同じ薩隅方言でも地域差が激しく、市により同じ方言とは思えない程の語彙や言い回しに大きな差異が生まれており、グローバル化やマスメディア化が進んだ現代でも、この方言の多様性は色濃く存在し、現地民でも言葉の取り違えによりトラブルが起こることもある程のようです。

「きばれ」を使った例文

鈴木拓
鈴木拓
おい、やっぱい自信ないよ。あの子に告白するなんち(俺、やっぱり自信ないよ。あの子に告白するなんて)
今更なにゆてんの!今日まで必死にアピールしてきたのに!きばってよ!」
(今更何言ってんの!今日まで必死にアピールしてきたのに!頑張ってよ!
美奈
美奈
鈴木拓
鈴木拓
そう、じゃっとよな…!おい、頑張ってすっってゆてくるわ!
(そう、そうだよな…!俺、頑張って好きって言ってくるわ!)
おう、そん粋だー!
(おう、その粋だー!)
美奈
美奈

男の子が意中の相手に告白しに行く所を鹿児島弁で表現してみました。
言ってがゆてだったりと所々に標準語では無いアクセントが入り、確かにテレビなんかでこんな話し方してたなぁ、という感じの話し方ですね。俺がおいになるところとか。

まとめ

鹿児島弁の「きべれ」について書いてきましたが、途中で薩隅方言からの成り立ちを紹介する講座みたいになっていしまいましたね…。
しかし言われてみると、言葉遣いが福岡と同じだったり似ている所があったりと、共通点がありますよね。昨年の西郷どんで有名になった鹿児島弁、他にも戦時中の情報交換に暗号として使用された、というような逸話も残されています。奥が深そうですが、興味のある方は是非、調べてみては如何でしょう?

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