
近年方言がブームだと言われていますが、中でも人気なのが熊本弁です。九州地方の1県であるということから特徴的な語尾や面白い方言でも有名です。
方言を話す所謂「方言女子」でも熊本弁を話す人は特に可愛いと人気に火が付いています。
方言の中でも人気が爆発している熊本弁の中から今回ご紹介するのは「さしより」です。
何処かのアイドルのあだ名みたいですがそれとは異なり、居酒屋などでよく使う言葉なのですがその意味と実際の例文などをこの記事で書いていこうと思います。
方言
さしより
方言の地域
熊本県
方言の意味
居酒屋で使われる方言?
熊本弁で「さしより」は「とりあえず」と言う意味を持つ言葉です。
熊本県ではビールのラベルの所に「さしより乾杯」と書かれていたり、居酒屋で注文を頼むときに「さしよりビール」と言って注文したり、居酒屋の名前自体に使われているなどお酒関連の場で使われることが多い方言です。
他県の方には「さしより」を「刺身」だと勘違いしていつまでも出て来ない刺身のことを聞き、「とりあえず」のことだと分かったが現地の人達に笑われたというような体験談があるので、熊本県の居酒屋に立ち寄る際は少し注意した方が良さそうです。
熊本弁について
熊本弁の特徴的な語尾
ここからは熊本弁の中でも特に有名な語尾「~ばい」についてご紹介していきます。
アニメや漫画で熊本県出身のキャラクターとかが出てくると大体語尾に付いてます。
この「~ばい」ですが「~だったのよ」という風な完了形や同意するときに使われています。
熊本県民の方も日常的に使う「~ばい」ですが、他にも「楽しかったばい」というような動詞や形容詞にあたる言葉の後に語尾として付けて話されています。
デート楽しかったばい!って感じで女の子が言うと他県の男性は可愛く思うんでしょうね。
「さしより」を使った例文

(えーっと、とりあえずビール人数分で、後から順に注文する形でいいかな?)


(じゃあ私はとりあえず大皿でつまめるからあげとかポテトフライとサラダ追加注文しますね!)

(ああ、どんどん注文して食べてくれ!プロジェクトが成功したお祝いだから、みんな遠慮するなよー!)
まとめ
熊本弁の「さしより」についてを語ってきました。
思ってみれば2人で呑むことをいう「さしのみ」という言葉も「さし」が付いてますが、こっちの「さしより」とは何か関係あるんでしょうかね?それともお酒の席関連の言葉だから名付けられたんでしょうか?
「さしのみ」はお酒限定ですが、「さしより」の方はお酒が飲めなくても使えますのでそういった点では下戸にも優しい熊本弁だなとお酒が飲めない私は思いました。
「さしよりランチ行こう!」って感じでも使えて便利そうですよね。