【方言】「はしかい」の意味と例文

方言

はしかい

方言の地域

三重県、福井県、兵庫県、徳島県、山口県

方言の意味

三重県:身体がかゆい状態
福井県、兵庫県:すばしこい、かゆい
徳島県:むずがゆい、意地悪や生意気な性格
山口県:気が短い

「はしかい」について

「はしかい」という方言は、地域によって異なる意味を持っています。
三重県では「身体がかゆい状態」を指す言葉で、喉がいがいがする時や毛羽だった服を着た時にも使われることがあります。福井県と兵庫県では「すばしこい」または「かゆい」という意味で使われます。
徳島県では「むずがゆい」や「意地悪な性格」の人を指す言葉として使われ、山口県では「気が短い」という意味で使われます。

この方言「はしかい」の語源は、感染症の「麻疹(はしか)」から来ています。
麻疹にかかると赤い発疹と共にかゆみが出るため、「はしか」+「かゆい」で「はしかい」という言葉が生まれたとされています。

「はしかい」の使い方

たく
たく

このセーター、毛がちくちくしてはしかい
(このセーター、毛がちくちくしてかゆいわ)

アレルギーかもしれんから、気をつけた方がいいで

ひろし
ひろし

「はしかい」の例文

  1. このセーター着てたら、全身がはしかいになっちゃった(三重弁)
     (このセーターを着ていたら、全身がかゆくなってしまった)
  2. 会議中、上司がはしかい態度をとったので、みんながピリピリしてた(山口弁)
     (会議中、上司が短気な態度をとったので、みんなが緊張していた)