【宮城弁】宮城県の方言「んでまず」の意味と例文

方言

んでまず

方言の地域

宮城県

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方言の意味

会話の始まりと真逆の言葉?

宮城弁で使われている「んでまず」とは、「それでは」「これで」といった所謂「さようなら」という別れの挨拶として使われている言葉です。
まるで議会や会話の口火を切ったり話が展開していくような言葉ではありますが、宮城ではそれとは真逆の会話が終わり別れを切り出す言葉となっています。

他の東北地方では使われていない?

因みにこの「んでまず」ですが、調べてみるとちょっと珍しいことに他の東北地方や北海道界隈ではどうやら使われていない方言のようで、恐らく宮城弁独自の方言の1つと考えられます。

「んでまず」を使用した例文

みな
みな
それでさー、あの子別分がれ道だがらんでまずっても話しまぐってさっぱりおらのこど離してぐれねでさ、結局30分ぐらい帰れねがったの!
(それでさー、あの子別分かれ道だからさよならねって言っても話しまくって全然私のこと離してくれなくてさ、結局30分くらい帰れなかったの!)

30分も喋ってだの!?ほだに仲良がったっけ?
(30分も喋ってたの!?そんなに仲良かったっけ?)
さつき
さつき

みな
みな
んー?別さ普通だど思うんだんでも、なんか色々あって話聞いで!って言われでさー。何度も別れっぺどしたんだんでも、まだ大丈夫っつって放してぐれねでさ。
(んー?別に普通だと思うんだけど、なんか色々あって話聞いて!って言われてさー。何度も別れようとしたんだけど、まだ大丈夫って言って放してくれなくてさ。)

あの子最近何度が学校休んでだし、プライベートで何があったのがもね。見だまなぐからして大人しそうだし、誰がに相談したがったのがもよ?
(あの子最近何度か学校休んでたし、プライベートで何かあったのかもね。見た目からして大人しそうだし、誰かに相談したかったのかもよ?)
さつき
さつき

みな
みな
ほんではそれでいいんだげどね、でも流石に30分は辛えわー、足
(それならそれでいいんだけどね、でも流石に30分は辛いわー、足が)

あ、辛えのはそっちなのね
(あ、辛いのはそっちなのね)
さつき
さつき

まとめ

宮城弁「んでまず」の意味と例文についてを中心にご紹介してきました。
「んでまず」は会話の切り口でなく逆の別れを切り出す言葉でしたね、意外でしたし古語ではなく現代語だったのでそれも意外でした。
昔につくられた言葉が中心に方言が生まれると思ってましたので、最近の言葉で新鮮だったんですよね。でも面白いですね、1種のギャップみたいな感じで。

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