【宮崎弁】宮崎県の方言「めあげんそー」の意味と例文

マンゴーやチキン南蛮などの美味しい食べ物でも知られている宮崎県。
宮崎県民が使用している宮崎弁は、個人的に特に独特と思います。
宮崎弁の中の1つ、「めあげんそー」の意味と例文、宮崎県民の言葉遣いの1種について、詳しく語っていこうと思います。

方言

めあげんそー

地域

宮崎県

意味

ごめんくださいという、個人宅に伺う時に一般的に使う「お邪魔します」の言葉と一緒に使うことが多い言葉となっています。
因みに「いらっしゃいますか」は宮崎弁で「おじゃひか」と言うらしいです。おじゃひか!、まるでおじゃる丸みたいで可愛いですね。

宮崎弁について

宮崎弁にはアクセントが無いことも特徴の1つです。
無アクセントと言ってもいいくらいに方言のアクセントに対して無頓全くの無頓着で、関西弁などでアクセントが異なる「雨」と「飴」、「蜂」と「鉢」、そして「橋」と「箸」といった同じ名前の言葉にもアクセントが存在していません。

読み方にも区別が無く、寧ろどう読もうが関係ないというスタンスだそうなので、逆に宮崎県民が他県に行くと意思疎通に困ることもしばしばあるんだとか。
宮崎県民にはアクセントで言葉を使い分ける、という概念自体が無い、もしくは薄いそうなので話の文脈から内容を判断しているんだそうです。ある意味探偵みたいですね。

しかし、アクセントは無くても言葉の抑揚や音調とも言われているイントネーションはあります。基本的に言葉の語尾が上がる節があるそうです。

また、過去に宮崎県知事が言っていた「どげんかせんといかん」ですが、宮崎県民の方にとってはあまりメジャーではない方言の1つだそうです。

「めあげんそー」を使用した例文

たく
たく
めあげんそー、息子さんおじゃひかー?
(ごめんください、息子さんいらっしゃいますかー?)

はーい、って、お前かじー(かよ)。何か用か?
ひろし
ひろし

たく
たく
お前、おいが貸したつ教科書鞄に入れたまま帰ったやろ。お蔭でおいはテスト勉強出来んんちゃが
(お前、俺が貸した教科書鞄に入れたまま帰っただろ。お蔭で俺はテスト勉強出来ないんだよ)

あっ、じゃっどった!わりい、取って来なるから座って待っちょってくれ!
(あっ、そうだった!悪い、取ってくるから座って待っててくれ!)
ひろし
ひろし

たく
たく
おう、お邪魔しまーす。なるべくはよ(早く)頼むぞー

分かっちょるー!(分かってる)
ひろし
ひろし


おじゃひかですが、他にも同じ「いらっしゃいますか」の意味で「よおきたなせえますかー」という宮崎方言もあるようです。

まとめ

「ごめんください」の意味がある宮崎弁「めあげんそー」について書いてきました。
おじゃひかは何となく意味が分かる気も少ししますが、めあげんその方は跡形もないので初見だと分かりづらいですね。
それにアクセントが無いことにもびっくりします。文脈から探るとか結構高難易度と思うんですが、慣れてきたらすぐに分かるものなのでしょうか?探り当てるのはそれはそれで面白そうです、クイズゲームみたいで。

おすすめの記事