【方言】「つくじる」の意味と例文

方言

つくじる

方言の地域

宮崎県

方言の意味

宮崎弁の「つくじる」には「触る」や「いじる」といった意味が含まれています。
宮崎ではかさぶたのことを「つ」と言うので、合わせると「『つ』つくじるな(かさぶた触るな)」と、かなりややこしい上に現地民の人しか分からないような文章になります。

実は大阪でも使われていた!?

宮崎弁として紹介している「つくじる」ですが、鹿児島県などの他の九州の県やなんと関西の大阪でも使用されていることが分かりました。
大阪では堺の方で使われているようですが、大阪府民の筆者でも聞いたことのない言葉なので一部の地域でしか使われていないのかもしれません。

宮崎弁について

宮崎弁は可愛い!?

宮崎弁には語尾が上がるというイントネーションの特徴があります。
したがって文章の最後に語尾が上がったり、なんと文章の途中の言葉でも語尾が上がります。

そして「ゴキブリ」を「あまめ」と何だかふわふわした言葉で表現するなど、そのような点から宮崎弁は可愛い!と言われています。

「つくじる」を使用した例文

みな
みな
待って!そんネイル乾かしちょる途中やかぃつくじらせねえで!(待って!そのネイル乾かしてる途中だから触らせないで!)

そうやった!ふぅー、危ううこどんにつくじらせちゃうところやったわ…。普段ネイルなんて全然せんかぃしてもろうたん忘れてしもうたわ
(そうだった!ふぅー、危うく子供に触らせちゃうところだったわ…。普段ネイルなんて全然しないからしてもらったの忘れちゃったわ)
さつき
さつき

みな
みな
育児しちょるとネイルする暇もねえもんねぇ…。こどんが小せえと余計に。
(育児してるとネイルする暇もないもんねぇ…。子供が小さいと余計に。)

そうなん、やかぃ今日久し振りにネイルしててげ楽しいし嬉しかったわ!取れてしまうん勿体ねえなぁー
(そうなの、だから今日久し振りにネイルして凄く楽しいし嬉しかったわ!取れちゃうの勿体ないなぁー)
さつき
さつき

みな
みな
そんげ喜んでくるるならこっちもやりがいがあるわー
(そんなに喜んでくれるならこっちもやりがいがあるわー)

まとめ

宮崎弁の「つくじる」についてご紹介してきました。
意味を知るとまるでつっつくといじくるが混ざった言葉のように思えてきますが、案外それが由来だったりするかもしれませんね。

それに大阪でも使われているそうですが、本文でも書きましたが私の棲んでいる地域では「つくじる」は聞いたことなない言葉なんですよね、「いじくる」は普通に使っているんですが…。
なんだかここにも方言の地域差が凄くある感じがします。同じ大阪でもここまで違うとは、予想外でした。