
日本の中心地に当たる東京都の西に位置する長野県。
東京から新幹線で1時間半というアクセスの良さから、都会では味わえない壮大な自然の中で癒されたい!と近年移住する人も増加しています。
そして47都道府県の中の4番目の面積を誇る長野県で話されている長野弁には、あまり知られていない個性的な言葉が沢山あります。
そんな長野弁の中から「みぐさい」という言葉の意味や例文をご紹介していこうと思います。
方言
みぐさい
方言の地域
長野県
方言の意味
長野弁の「みぐさい」は「みっともない」や「見苦しい」、「見た目が悪い」などの意味を持つ言葉です。
地域によっては「みぐせ」と言って使っています。
漢字にすると分かりやすくなる?
この長野弁の「みぐさい」は漢字にすると「見臭い」となり、途端に意味が分かりやすくなります。
因みに広辞苑にも「みぐさい(見臭い)」は東北・信越地方の言葉として掲載されており、意味も「見苦しい」や「醜い」、「めぐさい」となっています。
方言について
長野県全域で使われている?
長野弁は地域により北信、東信、中信、南信の4つに大きく分けられます。
この地域ごとに使っている方言、使っていない方言があります。
しかしこの記事でご紹介している「みぐさい」は長野県全域で使われている言葉であり、4つの地域すべてで通じる方言ということになります。
「みぐさい」を使った例文


(ちょっとあんた、百貨店にいくのにそんな普段着で行くの?みっともないからもっとちゃんとした格好しなさい!)

(えー、これでもお洒落したほうなんだけどなぁ…。何着て行こう?)



(この前買った花柄のワンピースとブーツとコートがあるでしょう?それ着て行きなさい!あと髪の毛もちゃんと梳かすのよ!)


まとめ
長野弁「みぐさい」についてご紹介してきました。「みっともない」等の意味を持つ言葉でしたが、平仮名では分からなくても感じの「見臭い」になると含まれている意味が一気に分かりやすくなりますね。
また長野県全域で使われている言葉だとご紹介しましたが、他にも有名な長野弁「ずく」も全域で使われている言葉です。
方言ごとに使われている地域が異なるのは微妙に面倒臭いですが、「この方言はこっちの地域でこれは違う地域なんだな」とか思いながら見るのは結構楽しいですよ。
長野弁一覧とかネットで探せばすぐに出てくるので、興味を持った方にはおすすめです。