【方言】「つ」の意味と例文

方言

方言の地域

佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県

方言の意味

かさぶた

「つ」について

佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県の方言「つ」は、「かさぶた」を意味する言葉です。
この方言の由来には複数の説がありますが、一つの説は、傷から血が出てかさぶたができる過程を指すとされています。
また、「痛(つう)」からの変化や、固いものを指す肥後弁(熊本の方言)からの影響という説もありますが、確定的な由来は明らかではありません。
九州地方では日常的に使われる方言であり、地元の人にとっては馴染み深い表現ですが、他県の人には珍しい言葉として映るかもしれません。

「つ」の使い方

たく
たく

あっ!出来とったところ剥がれとー
(あっ!かさぶた出来てたところ剥がれてる)

早う治ったんやなあ、良かったばい
(早く治ったんだね、良かったじゃん)

みな
みな

「つ」の例文

  1. 子どもが転んで膝をすりむいたけど、もうができてるよ
     (子どもが転んで膝をすりむいたけど、もうかさぶたができているよ)
  2. この傷、痛かったけど、ができてきたから大丈夫
     (この傷、痛かったけど、かさぶたができてきたから大丈夫)
  3. 自転車で落ちて、手にができたんだ
     (自転車で落ちて、手にかさぶたができたんだ)