九州地方の沿岸部に位置する大分県。
人気の別府温泉などの温泉地があることで知られ広く知られている県です。
温泉関連で有名な「別府地獄巡り」では赤湯温泉の血の池地獄や竜巻地獄では間欠泉という風に、自然に湧き出ている源泉の内8か所を名所にして観光スポットとしているもので、温泉で蒸すと黒くなる黒玉子も有名です。

そして大分県は九州地方ということからも想像できるかと思いますが、大分弁も九州独特の訛りや言葉があります。
しかし九州弁としても有名な「ばい」「たい」を使用しないという九州弁の中でも少し異質な方言でもあります。

そんな特徴を持つ大分弁の中から、今回は「よだきい」という言葉が示す意味や意外な語源について解説していきたいと思います。

方言

よだきい

方言の地域

大分県

方言の意味

大分弁「よだきい」は疲れたや面倒臭いなどの気持ちを表わすときに使われる言葉で、大分県全体の殆どの世代の人が使う方言です。

また、大分県だけでなく同じ九州の宮崎県でも使われています。

パワーアップ版の方言がある!?

面倒だったり疲れたときに使うよだきいですが、この状態がパワーアップしたときに使われる方言があります。

それが「なまよだきい」です。冒頭の「なま」で「とても」や「凄く」という意味になり、繋げると「とても疲れた・面倒だ」という意味になります。

方言の語源

平安時代の言葉が語源だった?

この「よだきい」ですが、語源となっているのは平安時代の言葉、所謂古語の1つで大げさなことや面倒臭くいや億劫なことを意味する「弥猛し(よだけし)」です。

猛しという字が使われていることから強そうなイメージですが、意外と逆の意味で使われているんですね。

「よだきい」を使った例文

母親
母親
ちいとあんた、寝転がる暇があるんやったらカレーん鍋混ぜちくれん?
(ちょっとあんた、寝転がる暇があるんだったらカレーの鍋混ぜてくれない?)
えー、学校から帰っち来たばっかりでよだきいんのやけどぉー。まぁ、混ずるけどさ
(えー、学校から帰って来たばっかりで疲れてるんだけどぉー。まぁ、混ぜるけどさ)
美奈
美奈
母親
母親
悪いわね。今のうちにサラダつくっちゃわな晩御飯に間に合わんのちゃ。お礼にデザートんメロン、1個おまけしちゃんけんね
(悪いわね。今のうちにサラダつくっちゃわないと晩御飯に間に合わないのよ。お礼にデザートのメロン、1個おまけしてあげるからね)
ほんと?ラッキー!たまには手伝いもしちみるもんやなあ!
(ほんと?ラッキー!たまには手伝いもしてみるものだね!)
美奈
美奈

まとめ

ここまで大分弁「よだきい」に含まれている意味や語源について解説してきました。

平安時代の古語であり、「弥猛し」という猛々しい言葉ながら真逆といっていい意味の言葉が語源という意外なことが判明しましたね。
面倒臭いとか疲れたといわれると腹が立つこともありますが、「よだきい~」と大分弁で言われると腹も立たずに許してしまいそうな気がしてしまいますね。

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