【沖縄弁】沖縄県の方言「あんまさい」の意味と例文

方言

あんまさい

方言の地域

沖縄県

方言の意味

沖縄弁「あんまさい」は「面倒臭い」や「気分が良くない」という意味を持つ言葉です。
沖縄県の中部地域の辺りでよく使われている方言で、若者は省略して「まさい」と言って使うこともあります。

方言について

若者中心に使われている!?

交通網の発達などで標準語が拡大し、どの地域も若者の方言離れが起きています。
沖縄弁も若者で標準語を沖縄弁訛りで話す人が多くなっています。

ですが近年言葉の端々に部分的に沖縄弁を使う若者が増えており、中でも若者がよく使う沖縄弁があります。その1つが今回ご紹介している「あんまさい」です。
この方言は特にスタンダードなもので、若者は勿論年配やお年寄りの人まで幅広く使う沖縄県民にとって馴染み深い言葉となっています。

「あんまさい」を使用した例文

みな
みな
ああ、あい!梅雨って髪の毛が広がるくとぅ嫌いよ!天然パーマだけでもあんまさいのに湿気っし広がるくとぅ更にあんまさいわ!
(ああ、もう!梅雨って髪の毛が広がるから嫌いよ!天然パーマだけでも面倒臭いのに湿気で広がるから更にに面倒くさいわ!)

傍から見てん確かに酷さんわ。あいうねりまくって一種ぬ海藻みたいんかいなっとーんわ
(傍から見ても確かに酷いわ。もううねりまくって一種の海藻みたいになってるわ)
さつき
さつき

みな
みな
はぁー、まくとぅ鬱陶しさん!梅雨ふぇーく終わって欲しさんわ!
(はぁー、本当に鬱陶しい!梅雨早く終わって欲しいわ!)

まくとぅやー、洗濯物ん乾かんくとぅ困っちゃうよ
(本当にね、洗濯物も乾かないから困っちゃうよ)
さつき
さつき

まとめ

沖縄弁「あんまさい」についてご説明してきました。
面倒臭いなどの意味を持つ言葉でしたが、沖縄弁に関する方言離れと若者との関係性が見え隠れした気がします。何でも便利になるのも良いですが、それで今まであった分化が風化されていくのはあまりよくないかもしれませんね。
それに近代化だけで済ませられるものじゃないんだな、と少し考えさせられました。

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