言わずと知れた食い倒れの街、大阪府。お好み焼き・たこ焼き・焼きそばにうどんといった所謂粉もんや串カツ、ドテ焼きなんかも大阪観光定番のグルメで有名ですよね。近年では外国人観光客が難波や梅田などの大阪の一大都市に沢山訪れています。

更に言うと大阪弁は他県民の人からすると不思議且つ面白い方言で溢れているとも言われています。
今回紹介する「べべ」もその1つで、服とは全く関係ないあることを表わす言葉なのですが、その意味や例文などを中心にご説明していこうと思います。

方言

べべ

方言の地域

大阪府

方言の意味

大阪弁で使われている「べべ」は他県での「ビリ」、所謂「最下位」のことを指す言葉です。
学力試験の試験結果が最下位など学力面だけではなく体育祭・運動会レースの順が最下位だったりゲームでも最下位として「べべ」は使われています。幅広い場面で使える方言です。

「べべ」には沢山言い方がある?

関西・大阪では「べべ」に関する様々な言い方のバリエーションがあります。
京阪では「べべ」の更に荒っぽい言い方の「どべ」、上品版の「べったこ」や地域別には播磨では「げっぴ」三河や遠江では「べり」で以降東に向かうとよく知られている「ビリ」となります。

他にも「べべた」という言い方もあり実に「べべ」の言い方にはバリエーションンがあることが分かります。

和服という「べべ」の意味

大阪弁では最下位のことを言う「べべ」ですが、他県での使い方とすると主に「着物」などの「和服」を指す言葉として使われている所が多いと思われます。
実際に京ことばでは着物のことを「べべ」と言っています。

同じく服・和服では幼児語として「べべ」、その丁寧語として「おべべ」という言い方をすることもあります。
しかしこの幼児語としては和服を着る機会が少なくなってきた現代では使われる機会が少なくなったという背景もあります。

「べべ」を使った例文

母親
母親
ちょっとあんた、こんな時間まで課題せんとゲームしとったら試験でべべになってえらい目に遭うで!
(ちょっとあんた、こんな時間まで課題しないでゲームしてたら試験で最下位になって散々な目に遭うわよ!)
ああ、それはないわ。お母ちゃんが仕事で帰ってくる前に今日出された課題はちゃあんと終わらせたさかい。心配せんでも試験でべべになることはないわ
(ああ、それはないな。お母さんが仕事で帰ってくる前に今日出された課題はちゃあんと終わらせたから。心配せずとも試験で最下位になることはないな)
鈴木拓
鈴木拓
母親
母親
ほんまかぁ?まぁ、正直あんたはちゃんと試験勉強もしてるようやしあんま心配してへんけど、ゲームあんまりすると眼が悪ぅなることはほんまやから、程々にしときや!
(本当にぃ?まぁ、正直あんたはちゃんと試験勉強もしてるようだからあんまり心配してないけど、ゲームしすぎると眼が悪くなることは確かだから、程々にしときなさいね!)
はいはい、もうセーブしたら終わらせて寝る準備するわ(するな)
鈴木拓
鈴木拓

まとめ

大阪弁「べべ」のことについて書いてきました。一般的には「着物」の意味で使われる「べべ」ですが、どうやら大阪や関西で「最下位」という意味で使われている傾向があるのかもしれません。

因みに和服の「べべ」と最下位の「べべ」では微妙にイントネーションが異なります。
最下位のことの方が語尾が上に上がっている感じですね。
しかし大阪府民にとっては何気ない言葉でも、他県民の人からすると聴き慣れない不思議な言葉になるのは面白いなぁと改めて思いました。

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