
出雲大社があることで全国的に有名な島根県。
その他にも上空にある大きな砂時計が印象的な仁摩サンドミュージアムでは、様々な形や大きさをした砂時計を見ることが出来ます。
更にこの施設の周辺に広がる綺麗な日本海では鳴き砂という、その名の通り人が砂の上を歩くと砂が音を出して、まるで鳴いているように聞こえる現象が起きることで有名な場所もあり、日々観光客で賑わっています。
そのような珍しい観光スポットがある島根県で話されている島根弁、その中から今回は「いかい」という言葉の意味や例文などをご紹介していこうと思います。
方言
いかい
方言の地域
島根県
方言の意味
島根弁の1つの「いかい」は「大きい」という意味を持った言葉です。
したがって島根弁で「いかい魚」は「大きい魚」となり、他県の人が知らずに聞くと意味が予想しにくい言葉となっています。
方言について
対義語の方言がある?
大きいを意味する「いかい」の対義語である「小さい・細かい」という意味を持つ島根弁が「こまい」です。
「こまい」と発音したり、この後に続く言葉により「こまー」と長く発音することもあります。
また、此方の方は「細かい」が由来になっている方言なので、比較的初めて聞く人にも意味が分かりやすい言葉となっています。
地域により通じない所がある?
「いかい」と「こまい」はどちらも島根弁ですが、共に出雲地方ではほとんど使われていない言葉でもあり、通じない場合もあります。
それは大きく島根弁といっても地域により方言が微妙に異なっており、この差異により特定の方言が使用されていたり、されていない場合があるからです。
「いかい」を使った例文

(この大きな林檎の入った箱、どうしたの?)
(お父さんの知り合いかがくれたのよ。その人の引っ越しの時にお父さんが手伝ってくれて助かったから、その時のお礼にって)


(そうなんだ、でも凄い沢山貰ったね。ジャムとかにしないと消費しきれないかも)
(そうなのよ。何個かそのまま食べたらあとはジャムやアップルパイにする予定だから、いっぱい食べてね)


まとめ
島根弁で大きいという意味を持つ「いかい」について紹介してきました。
そしてその対義語となる「こまい」もあることが判明しましたが、まるで2つの言葉で1セットみたいな感じですね。さっきも書きましたが「いかい」よりも「こまい」の方が意味の細かいと言葉が似ているので、すぐ覚えて使えそうですよね。
同じ県内でも地域により方言に差異があるのは珍しいことではありませんが、調べていると「こっちは使ってるのにこっちの言葉は通じないの!?結構有名な地域なのに!?」と言う風にその差異のギャップに驚くことがあります。
全部の地域で使われてないのね、と知らないことを1つ学んだ気になります。結構面白いですよ。