【島根弁】島根県の方言「いかい」の意味と例文

方言

いかい

方言の地域

島根県

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方言の意味

島根弁の1つの「いかい」は「大きい」という意味を持った言葉です。
したがって島根弁で「いかい魚」は「大きい魚」となり、他県の人が知らずに聞くと意味が予想しにくい言葉となっています。

方言について

対義語の方言がある?

大きいを意味する「いかい」の対義語である「小さい・細かい」という意味を持つ島根弁が「こまい」です。
「こまい」と発音したり、この後に続く言葉により「こまー」と長く発音することもあります。

また、此方の方は「細かい」が由来になっている方言なので、比較的初めて聞く人にも意味が分かりやすい言葉となっています。

地域により通じない所がある?

「いかい」と「こまい」はどちらも島根弁ですが、共に出雲地方ではほとんど使われていない言葉でもあり、通じない場合もあります。

それは大きく島根弁といっても地域により方言が微妙に異なっており、この差異により特定の方言が使用されていたり、されていない場合があるからです。

「いかい」を使用した例文

みな
みな
このいかいな林檎の入った箱、どうしたの?
(この大きな林檎の入った箱、どうしたの?)

お父さんの知り合いかがくれたのよ。そのしの引っ越しの時にお父さんがてごしてくれて助かったけん、その時のお礼にって
(お父さんの知り合いかがくれたのよ。その人の引っ越しの時にお父さんが手伝ってくれて助かったから、その時のお礼にって)
母

みな
みな
そうなんだ、だども凄え沢山貰ーたね。ジャムとかにしぇな消費しきれんかも
(そうなんだ、でも凄い沢山貰ったね。ジャムとかにしないと消費しきれないかも)

そうなのよ。何個かそのまま食ーたらあとはジャムやアップルパイにすー予定だけん、いっぱい食ーてね
(そうなのよ。何個かそのまま食べたらあとはジャムやアップルパイにする予定だから、いっぱい食べてね)
母

みな
みな
うん!アップルパイ楽しみだなぁー

まとめ

島根弁で大きいという意味を持つ「いかい」について紹介してきました。
そしてその対義語となる「こまい」もあることが判明しましたが、まるで2つの言葉で1セットみたいな感じですね。さっきも書きましたが「いかい」よりも「こまい」の方が意味の細かいと言葉が似ているので、すぐ覚えて使えそうですよね。

同じ県内でも地域により方言に差異があるのは珍しいことではありませんが、調べていると「こっちは使ってるのにこっちの言葉は通じないの!?結構有名な地域なのに!?」と言う風にその差異のギャップに驚くことがあります。
全部の地域で使われてないのね、と知らないことを1つ学んだ気になります。結構面白いですよ。

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