【方言】「いじやける」の意味と例文

方言

いじやける

方言の地域

栃木県、茨城県

方言の意味

腹が立つ、頭にくる

「いじやける」について

「いじやける」とは、栃木県と茨城県で使われる方言で、「腹が立つ」「頭にくる」といった意味を持つ言葉です。
この方言は、憤りや怒りを感じる状態を表現する際に使われます。
また、「いじやける」以外にも、「いじゃける」「いじやぐ」といった類似の表現が日本の幅広い地域で使われています。

さらに、怒りの度合いに応じて方言を使い分ける地域があります。
例えば、「せやける」が怒り度合いが低い状態、「いじゃける」が中程度の怒り、そして「いじやける」が最も怒りが強い状態を表します。
この使い分けは、感情の微妙な変化を表現するための方言の特徴です。

「いじやける」の語源は「意地を焼く」とされ、元々は東京弁で「気をもむ」「意地を張る」という意味でした。
この表現が東京から関東地方に広がり、栃木県、茨城県で「いじやける」という形になったとされます。

「いじやける」の使い方

たく
たく

あの人の言い方にいじやけちゃった
(あの人の言い方に腹が立っちゃった)

気にしないで、落ち着いて

みな
みな

「いじやける」の例文

  1. 交通渋滞でいじやける
     (交通渋滞で腹が立つわ)
  2. あの子のわがままにいつもいじやける
     (あの子のわがままにいつも頭にくる)
  3. 約束を破られて、すごくいじやけた
     (約束を破られて、すごく腹が立った)