【徳島弁】徳島県の方言「おきる」の意味と例文

方言

おきる

方言の地域

徳島県

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方言の意味

「おきる」とは、徳島弁で「お腹が一杯」の満腹状態のことを言っている方言です。
標準語の起床関連の言葉ではありません。
徳島県民は夕食後に満腹のことを指して「おきるおきる」と言う人もいるそうです。

愛媛と高知では使われていない?

また、徳島県だけではなく同じ四国のうどん県と名高い香川県でも「おきる」を「満腹」という同じ意味で使われています。
因みに、同じ四国でも愛媛県や高知県では私個人が調べた限り「おきる」という方言は使われていないようです。

方言の由来

胃腸が動き出すことを示唆している?

この「おきる」、何故満腹状態と言う意味で使われているのか、その由来を調べてみました。
曰く空腹時に食べ物が無くて眠っていた胃腸が、たらふく食べて眠り状態から消化運動即ち動き出す、=眠りから「起きる」からお腹いっぱいのことを「おきる」と表現すると言われています。

「おきる」を使用した例文

みな
みな
ああ、おきるおきる!唐揚げ食べ過ぎてお腹ぱんぱんだわ、うまかった!
(ああ、お腹いっぱい!唐揚げ食べ過ぎてお腹ぱんぱんだわ、美味しかった!)

お粗末様やった。唐揚げえっとぶりに揚げたけんどうかと思うたけんど、口にあったみたいで良かったわ!
(お粗末様でした。唐揚げ久し振りに揚げたからどうかと思ったけど、口にあったみたいで良かったわ!)
母

みな
みな
ごっついうまかったよー!ほなけんどうちばっかり食べとったみたいやったけんど、お母さんはちゃんとおきたの?
(凄く美味しかったよー!でも私ばっかり食べてたみたいだったけど、お母さんはちゃんと満腹になったの?)

勿論、おきたよ。
(勿論、お腹いっぱいよ。)
母

みな
みな
そう?なら良かった!

まとめ

徳島弁「おきる」の意味や由来をご説明してきましたが、何故おきるでお腹いっぱいなのか疑問でしたが胃腸の動きに関しているとわかって成程ね!と納得しました。
というかそんな由来もあるんですね、古語とかじゃなく体の内部状態まで方言になるとは、昔の人はインスピレーションが凄いんだと実感させられました。

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