
日本の四国地方に位置する徳島県。
毎年8月に徳島県の各地でイベントが開催されることで有名な阿波踊りは、四国三大祭りの1つに数えられるくらい大規模なお祭りです。
そして海と山に囲まれている徳島県は、四国の中でも特に自然が美しいと言われています。
徳島県の方言の徳島弁は別名阿波弁とも言われており、阿波踊りに使われる歌詞にも阿波弁が登場します。実はとても可愛らしく人懐っこい方言なのですが、今回はそんな徳島弁から「がい」という言葉に含まれている2つの意味などについてご紹介していきます。
方言
がい
方言の地域
徳島弁
方言の意味
方言には2種類意味がある!?
徳島弁の「がい」には2種類の意味があります。
1つ目が「強い」「沢山」で2つ目が「性格がきつい」「気が強い」という意味です。
この「強い」は肉体的、精神的どちらの意味でも使われています。
徳島県でこの「がい」は「強い」というニュアンスが含まれている言葉として「粗暴な」「粗雑な」や「丈夫な」などの意味としても使われています。
割と広範囲で使える便利な言葉ですね。
徳島弁について
徳島弁の3つの特徴とは?
徳島弁には独自のアクセントがあることとイントネーション、そして語尾が変化するという3つの特徴があります。
イントネーションは古くから大阪と分化や産業で結びついてきたことから大阪弁に近いですが、同じ徳島県でもの南と北の地域では其々に差異があることが確認されています。
語尾の特徴としては「~じょ」や「~けん」、「~え」が付く言葉が多いです。
そしてアクセントは標準語と比べると抑揚があるのが分かり、これにより人懐っこい県民性が感じられると評判になっています。
「がい」を使った例文

(は?なんでだよ)


(外見は女優並みに綺麗だけど、気が強くて一度キレたら誰にも手が付けられないって有名よ?そんなんだから彼氏が出来ても一か月どころか半年ももたないらしいわよ)


(綺麗な薔薇には棘があるって、昔からよく言うでしょ?それよ)
まとめ
「気が強い」を始めとした2つの意味を持つ徳島弁「がい」についてお送りしてきました。
他の方言でも言えることですが、「がい」という一言だけで「性格が強い」という一文を表わしているのはちょっと言葉を短縮しすぎな気がしなくもないですね。