【東京弁】東京都の方言「あたぼうよ」の意味と例文

方言

あたぼうよ

方言の地域

東京都

方言の意味

当たり前だ

「あたぼうよ」について

東京弁の「あたぼうよ」は、「当たり前だ、べらぼうめ」を縮めた言葉になります。
この「べらぼう」は一般的には「べらぼうに高い」など、物の値段や気温など程度が酷いことや甚だしいときに使われる言葉として知られています。

しかし他にも、ばかやたわけという人を罵る言葉としても使われることがあります。
時代の経過もあり、「べらぼうめ」が人を罵ることにも使われる言葉だということは、あまり知られていないんじゃないでしょうか。

江戸時代の見世物に関係していた

見世物とは物珍しい物まねや奇術、演芸もですが中には奇人を扱うところもある、小屋で扱う興行のことです。16661年~1673年の末年にこの見世物の中にいて評判になった、全身真っ黒で目だけが赤く、頭が尖り顎は猿のような「便乱坊 (べらんぼう) 」「可坊 (べくぼう) 」が語源だとされています。

上記で書いた「べらぼうめは人を罵る言葉でもある」とは、この奇人「べらんぼう」を当時の人達が罵っていた言葉だった、ということが推測されます。

悲しく恐ろしい語源ですが、同時に人権に関する貴重な資料でもある東京弁だったのですね。

「あたぼうよ」の使い方

たく
たく

親分、三軒隣の菓子屋で最近売り出されたよもぎ大福がべらぼうに美味いって知ってますかい?

あたぼうよ
近所の奴らも最近はその話で持ちきりだからな。
だが売れすぎて店側が巳刻に準備した分が午刻には無くなるそうだから、俺達が満足に食べられるのは当分先になりそうだな。残念だが。

先輩
先輩

「あたぼうよ」の例文

  1. 「今日一緒に帰ろう」「あたぼうよ
  2. 「生きの良い魚はあるか?」「あたぼうよ、朝取れたばかりのものがあるぜ」
  3. 「兄ちゃん、生粋の江戸っ子か?」「あたぼうよ
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