【鳥取弁】鳥取県の方言「がいな」の意味と例文

方言

がいな

方言の地域

鳥取県

方言の意味

「がいな」とは、鳥取弁で「大きい」「巨大な」や「凄い」「いっぱい」という色々な意味を持つ言葉です。
県内の地域によっては「かただい」や「おっけな」と違う言葉として使いますが、意味は「がいな」と同じです。

方言だけでなく名前としても使われる?

この「がいな」、鳥取県内では方言だけではなく名前として使用する地域もあります。
人の名前ではなく、サッカーJリーグチームの「ガイナーレ鳥取」や「がいな祭り」などの団体名や企画名として使われています。それ程「がいな」に親しみがあるんですね。

他県でも使われている方言?

「大きい」などの意味を持つ方言として使われているのは鳥取県だけではなく、実は和歌山県でも似たような言葉の「めっぽがいな」や「めっぽかいな」として話されています。

そして違う意味を持つ「がいな」を方言として使っている所もあります。
愛媛県では「強い」「乱暴」、高知県でも愛媛県と同じような意味で「手荒」「粗暴」という若干強力な意味を持つ言葉として使われています。
何故に「いっぱい」が「乱暴」という意味になったのか不思議ですね。

「がいな」を使用した例文

みな
みな
がいなかぼちゃ!今日の晩御飯かぼちゃグラタンしようや(大きなかぼちゃ!今日の晩御飯かぼちゃグラタンにしようよ)

さあいな。その方が早くしょーやく出来るしなぁ。
(そうだな。その方が早く始末できるしなぁ。)
父

みな
みな
おおきに!じゃんことつくってね!
(ありがとう!たくさんつくってね!)

まとめ

鳥取弁の「がいな」に纏わることを今回は話してきました。
なんか戦隊シリーズの武器の名前みたいな感じですが、「大きい」などの様々な意味を持つ方言でした。
大きいと巨大は意味が大体一緒なのでまだ分かりますが、凄いといっぱいはどこから来たんでしょう?やっぱり鳥取弁でも他県と同じく地域別に意味が微妙に異なって来るんでしょうか。

大体の方言が同県内でも地域別に異なって伝わっていますよね。
川とか隔てて分けられてる感じです。高知県などでは鳥取とは違ってある種力強い意味で「がいな」が使われていました。
どこから大きいから乱暴という意味に変化したのか、そこら辺がはっきりわかる境界線とかあったら知りたい気もします。個人的になんだかとっても面白そうです。

おすすめの記事