【鳥取弁、島根弁】鳥取県、島根県の方言「だらず」の意味と例文

方言

だらず

方言の地域

鳥取県、島根県

方言の意味

鳥取弁の「だらず」は「馬鹿」や「愚か者」、「だらしない」などの意味がある言葉です。
また、鳥取県の山陰地方の言葉の1つとして有名です。

他県でも広く使われている?

鳥取弁の1つとしてご紹介している「だらず」ですが、近隣の兵庫県の但馬地方を含む北部や島根県でも方言として使われています。

方言の由来

あの言葉が由来だった!?

鳥取県や他県でも使われている「だらず」、この言葉の由来は数詞や名詞に付く「足らず」という言葉が由来となっています。

元々「足らず」は但馬の中の温泉町や美方郡浜坂町で日常的に使われていた言葉で、後に「だらず」と変化しつつ但馬から近隣の鳥取県にまで分布したのではないかといわれています。

「だらず」を使用した例文

母
まぁたあんたはこんなにえっと散らかして!だらずったらありゃしない!
(まぁたあんたはこんなに沢山散らかして!だらしないったらありゃしない!)

ごめんごめん、とろけるのたいぎーて、つい散らかしてしまうのよ
(ごめんごめん、片付けるの面倒臭くて、つい散らかしてしまうのよ)
みな
みな

母
まったくもう…せめてパンツくらいちゃんととろけいや
(まったくもう…、せめてパンツくらいはちゃんと片付けなさい)

まとめ

今回は鳥取県や兵庫県などの地域でも使われている「だらず」という言葉の意味や意外な由来などについてご説明してきました。
由来となる「足らず」という言葉は数詞として使われると説明しましたが、他にも「舌足らず」や「月足らず」といった名詞にも使われている言葉になります。

個人的には月足らずという言葉は初めて聞いたのですが、改めて思うと結構「足らず」という言葉って使わなさそうで微妙に使っている言葉なんだなあと思いました。
縁の下の力持ちって感じでしょうか、例え方が違うかもしれませんがそんな感じですね。

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