自然に囲まれたのどかな山口県。
近年ではその自然の中に佇む長門市の元乃隅神社や千畳敷などの数々の美しい景色がSNS映えすると話題となり、国内外から訪れる観光客が増えています。

実はSNSで人気なのは山口県内の観光地だけでなく、県民が話す山口弁もネット上でじわじわと人気を集めています。そんな人気がある山口弁の中からこの記事でご紹介するのは「しろしい」という言葉です。
白々しい、とよく似ていますが意味は異なります。

今回はこの「しろしい」という気になる山口弁の意味や実際の例文などを書いていこうと思います。

方言

しろしい

方言の地域

山口県

方言の意味

山口弁の「しろしい」には「うるさい」「騒がしい」という意味が含まれています。
因みにこの「しろしい」は、主に子供に対して使うことが多いです。

山口弁について

同じ意味を持つ他県の方言

山口弁は、中国地方と九州地方の方言が混ざり合って出来た独自の方言といわれています。
これにより九州弁にも山口弁と同じ意味を持つ方言が幾つか存在しています。

九州弁と類似点が多い?

それは「しろしい」も例外ではなく、九州の博多では同じ言葉ですが「鬱陶しい」という少し異なる意味で使われています。

同じく北九州弁では「しろしい」とは言葉こそ違いますが、「しゃあしい」「じゃかあしい」「せからしい」という3つの方言全てに「うるさい」「騒がしい」という「しろしい」と同じ意味があります。
言葉の最後が「しろしい」を含む4つ全て「しい」で終わっているのが共通点だと分かります。

因みにこれらの方言関係でいうと、山口弁は語彙や音便などにも九州地方の方言との共通点が多く見られています。中でも長門市は、山口県内での中国方言と九州方言の境界域方言だといわれています。

「しろしい」を使った例文

美奈
美奈
ちいとあんたたち、さっきからしろしいわよ!遊ぶさあええけど、もう少し静かに遊びんさい!
(ちょっとあんたたち、さっきから騒がしいわよ!遊ぶのはいいけど、もう少し静かに遊びなさい!)
まぁまぁええじゃない、部屋の中での遊びなんて外遊びに比べたら種類も少ないし退屈するさあ当り前よ
(まぁまぁいいじゃない、部屋の中での遊びなんて外遊びに比べたら種類も少ないし退屈するのは当り前よ)
皐月
皐月
美奈
美奈
そりゃそうかもしれんけど、あんまりしろしいとあんたの体調にも響くじゃろ?それが心配で…
(それはそうかもしれないけど、あんまりうるさいとあなたの体調にも響くでしょ?それが心配で…)
ええのよ別にそねーなの気にせんで!あんたの子供の姿が見たいっていったさあわしなんじゃけぇ。それにこねーに賑やかなんは久しぶりじゃけぇ、なんかぶち嬉しいそ
(良いのよ別にそんなの気にしないで!あなたの子供の姿が見たいっていったのは私なんだから。それにこんなに賑やかなのは久しぶりだから、なんだか凄く嬉しいの)
皐月
皐月

まとめ

山口弁の1つ、「しろしい」についてお送りしてきました。九州弁と類似点が多いと書きましたが、実は大分弁にも「しゃーしい」で「うるさい」という意味を持つ言葉があります。
「しろしい」となんだかよく似ていますね。

こんなによく似た言葉がある裏には「うるさい」の意味を持つ「しろしい」等の方言が九州地方から他の地域に伝達していったのか、それとも何処か違う地域から陸伝いに伝わっていったのでしょうか。
それ故に最後の「しい」は同じでも前に付く言葉が其々違っているとか?うーん、謎は深まるばかりですねぇ…。

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