【方言】「しろしい(しろしか)」の意味と例文

方言

しろしい(しろしか)

方言の地域

山口県、福岡県

方言の意味

うるさい(山口県)
うっとしい(福岡県)

「しろしい(しろしか)」について

「しろしい」とは、山口県の方言で「うるさい」「騒がしい」という意味を持つ言葉です。
一方で、博多では「しろしい」という言葉が「鬱陶しい」という少し異なる意味で使われています。
また、北九州弁では「しゃあしい」「じゃかあしい」「せからしい」という言葉が「しろしい」と同じく「うるさい」「騒がしい」という意味を持ちます。

これらの方言は、言葉の最後が「しい」で終わることが共通しています。
山口弁は、中国地方と九州地方の方言が混ざり合って独自の形を作り出しており、語彙や音便などにも九州地方の方言との共通点が多く見られます。
特に長門市は、山口県内での中国方言と九州方言の境界域方言であるとされています。

「しろしい(しろしか)」の使い方

たく
たく

近所の工事、しろしい
(近所の工事、うるさいね)

そうだね、早く終わるといいけど

みな
みな

「しろしい(しろしか)」の例文(福岡弁)

  1. この雨、しろしいわ。外に出るのが億劫になる
     (この雨、鬱陶しいわ。外に出るのが億劫になる)
  2. 彼の話し方、ちょっとしろしいよね
     (彼の話し方、ちょっと鬱陶しいよね)
  3. あの人の要求、しろしすぎて困る
     (あの人の要求、鬱陶しすぎて困る)