美味しい梨が特産物として広く知られている山梨県。
それに加えて自然に囲まれたのどかな地方ということでも有名ですが、他にも数々のアトラクションがあり1日中楽しめるアミューズメントパーク・富士急ハイランドを始めとする観光スポットが沢山あり、国内外の観光客が1年中沢山訪れています。

そして山梨弁といえば「ずら」を始めとする言葉で知られていますが、今回はこの「ずら」が入った「ほぉずらぁ」という方言について、この気になる意味と実際の例文と合わせてご説明していきたいと思います。

方言

ほぉずらぁ

方言の地域

山梨県

方言の意味

「ほぉずらぁ」は決して頬ずりなどの意味を持っている言葉ではなく、標準語での「そうなんだー」というような所謂会話文での相槌として使う言葉です。

個人的には「ほおずら」ではなく小さな「ぉ」と「ぁ」が入った「ほぉずらぁ」となっている所に山梨弁独自の特徴が表れているように思えます。

方言について

さ行なのには行になってしまう!?

「ほぉずらぁ」は「そうなんだー」という相槌に当たる言葉と説明しましたが、では何故「そうなんだ」はさ行で始まるのに、山梨では「ほぉずらぁ」とは行で始まるのでしょうか。
それは、甲州弁と言われている山梨弁において「さしすせそ」の発音が「はひふへほ」になることが多いからです。

江戸弁と深い関係があった!?

甲州弁でさ行が何故は行に発音されるのかというと、これには時代劇などでよく聞く「べらんめぇ調」の江戸弁と関わりがあります。
実はこの江戸弁の特徴として「シ」が「ヒ」に変わることが挙げられるのです。

このように江戸弁を使用して「シ」が「ヒ」に変わったり逆に「ヒ」が「シ」に変わることにより、「羊(ひつじ)」と発音するところが「しつじ(執事)」となり第三者が聞くとまるで意味が異なる言葉に変化してしまうことが確認されています。

この現象は上記の通り江戸弁の特徴の1つですが、実は江戸弁が分類されている西関東方言に山梨弁・山梨県も入っているのです。
したがって、山梨弁「ほぉずらぁ」は江戸弁独自の特徴が深く関わっているものであると推測できます。

「ほぉずらぁ」を使った例文

美奈
美奈
ほれでね、彼ったら私のためにブレスレットをつくってクリスマスにプレゼントしてくれるって言ってくれたのよ!
(それでね、彼ったら私のためにブレスレットをつくってクリスマスにプレゼントしてくれるって言ってくれたのよ!)
へぇ~、ほぉずらぁー。すごーい
(へぇ~、そうなんだー。すごーい)
皐月
皐月
美奈
美奈
ちょっくら、なにその生返事!さっきからいっさら私の話真剣に聞いてくれてねえじゃねえ!
(ちょっと、なにその生返事!さっきから全然私の話真剣に聞いてくれてないじゃない!)
だってさー、1時間くらい人の恋愛相談ちゅう(という)名の惚気話聞かされてたら流石に飽きるって
皐月
皐月
美奈
美奈
えっ、私1時間も喋ってたの!?やだ、まるで彼のことがうんと好きみたいじゃねえ、恥ずかしい‼
(えっ、私1時間も喋ってたの!?やだ、まるで彼のことが大好きみたいじゃない、恥ずかしい)
うわぁ、その反応独り身の私からするとうんと砂吐きそうなくらい鬱陶しいわぁー
(うわぁ、その反応独り身の私からするとマジで砂吐きそうなくらい鬱陶しいわぁー)
皐月
皐月

まとめ

山梨弁「ほぉずらぁ」についてご説明してきました。頬ずりとか可愛らしい言葉を意味してるのかと思いきや相槌という、意外な事実が判明しましたね。
改めて見ると「ずらぁ」の小さい「ぁ」が妙に可愛らしく見えてきます。

そして山梨弁・甲州弁も江戸弁と深い関わりがあり現在に至ることも分かりました。個人的にこの2つの方言同士に繋がりがあったということに凄く驚きました。
でも本当に江戸弁の特徴を丸っきり受け継いでいるようで、記事を書いていてもある意味とても気持ち良かったです。最後のパズルのピースがピッタリ嵌った感じですね、ちょっと我ながら例えが合っているか微妙な所ですが。

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