【山梨弁】山梨県の方言「とぶ」の意味と例文

方言

とぶ

方言の地域

山梨県

方言の意味

山梨弁の「とぶ」には「走る」という意味があります。

昔に使われていても現在はあまり使われなくなった言葉、所謂古語が語源になっている方言が数多くあります。
「とぶ・飛ぶ」もその1つであり、今は標準語で「駆ける」などの意味を持っていますが、昔は他にも「早く走る」という意味が含まれている言葉だったのです。

「とぶ」は山梨県だけで使われている言葉ではなく、静岡や愛知県といった関東地方の1部地域や福島県という東北地方でも方言として使われていることが分かっています。

「とぶ」の使い方

母

さつき、お昼ご飯出来たわよ

はーい!

さつき
さつき
母

ちょっくら、ほんねんとんだら埃が舞っちゃうら!ご飯は逃げんのだから、落ち着いて来てから食えし!
(ちょっと、そんなに走ったら埃が舞っちゃうでしょ!ご飯は逃げないんだから、落ち着いて来てから食べなさい!)

ごめんごめん、お腹空き過ぎてつい焦っちゃって…あー美味しそう!いただきまーす!

さつき
さつき
母

はい、ゆっくり味わって食いなさいよー
(はい、ゆっくり味わって食べなさいよー)

「とぶ」の例文

  1. 廊下をとばないでください(廊下を走らないでください)
  2. 大人になって子供の時のようにとべなくなった(大人になって子供の時のように走れなくなった)
  3. すぐとんでくよ!(すぐ駆けつけるよ!)
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