【方言】「のぶい」の意味と例文

方言

のぶい

方言の地域

山梨県、長野県

方言の意味

図太い、憎たらしくてふてぶてしい、ずうずうしい

「のぶい」について

「のぶい」という方言は、山梨県と長野県で使われる言葉で、「図太い」「憎たらしくてふてぶてしい」という意味を持ちます。
この言葉は「のぶとい」や「のぶてー」といった形で表現されることもあります。

この方言の語源は「野太い、箆太い」に由来しています。「箆(へら)が太い」という表現から派生し、太くて図太いことを意味するようになりました。
江戸時代の俳諧集や浄瑠璃、談義本などの古文書に「のぶとい者だ」という用例が見られ、広い地域で使われてきた歴史があります。
「のぶい」はこの「のぶとい」から変化した形で、当て字の「野太い」は原義としての意味を持っています。

「のぶい」の使い方

たく
たく

今日、飲みに行かない?

良いけど、金欠でお金ないから奢ってよ

ひろし
ひろし
たく
たく

またかよ…ほんとのぶいやつだな

いつも悪いねー

ひろし
ひろし

「のぶい」の例文

  1. お会計で1円も出さないなんてのぶい
  2. 何度叱っても、遅刻治らないなんて、君はのぶい人間だな
  3. さっきの地震気づかないなんてのぶい