東北地方の1つに含まれている福島県。
今も古い街並が残されている江戸時代の宿屋町、大内宿や様々な青色に輝く水面が美しい五色沼にパラグライダーや登山、秋には美しい紅葉が見られる尾瀬などその雄大な自然に圧倒される観光地が沢山あります。

そして福島弁も東北地方独特の強い訛りがあることで知られていますが、今回ご紹介する「あんべわりー」もその中の1つです。
果たして何が悪いのか?気になるこの方言の意味や例文を共に順を追ってご紹介していきます。

方言

あんべわりー

方言の地域

福島県

方言の意味

福島弁で「あんべわりー」とは「病気」「具合が悪い」という意味を持つ言葉です。
「わりー」で何かが悪いのかな?と少し予想は付きますが「あんべ」で「具合」という意味となり、繋げて「具合が悪い」となるのですね。

東北だけで使われている?

この「あんべわりー」ですが、福島県だけではなく、新潟県や秋田県、青森県などの東北地方で使われている方言になります。
秋田県では福島弁と同じ「あんべわり」で意味も全く同じですが、新潟県では「あんべー」で青森県では伸び線がない「あんべ」として使われています。

しかし、「あんべ」「あんべー」として使われている地域でも意味は「あんべわりー」と同じく具合が悪いや病気時に使う言葉となっています。
また、東北ではないですが宮崎県では「あんべらしゅー」で塩梅が良い、即ちうまい具合という意味を持った方言があります。
1種のシュークリームみたいに聞こえそうですね。

福島弁について

福島弁は3種類に分けられる?

「あんべわりー」も含まれている福島弁は大きく分けて3種類に分けられます。
厳密に言うと1つ目は会津藩としても知られる会津地方と福島県の中部地方、そして福島県浜通りの3つの地域で分けられています。
福島県民になると方言によりどの地域の言葉と出身なのかすぐに分かるのですね。

「あんべわりー」を使った例文

母親
母親
おめ、何だがさっきから顔色悪いみだいだげど大丈夫?熱は無えの?
(あんた、何だかさっきから顔色悪いみたいだけど大丈夫?熱は無いの?)
うん、熱はねぇみだいなんだげどなんだが頭が痛ぐで体も怠いの…
(うん、熱はないみたいなんだけどなんだか頭が痛くて体も怠いの…)
美奈
美奈
母親
母親
風邪をひく前なのがもしれねぇわね。今日は暖がぐして早めに寝るのよ?それに明日の朝改めで熱を測ってみで、高がったら一緒さ病院さ行ぐのよ、分がった?
(風邪をひく前なのかもしれないわね。今日は暖かくして早めに寝るのよ?それに明日の朝改めて熱を測ってみて、高かったら一緒に病院に行くのよ、分かった?)
うん、そうするよどうも…。おやすみさんしょ。
(うん、そうするよありがとう…。おやすみなさい。)
美奈
美奈
母親
母親
おやすみさんしょ、急さあんべわりーなったら夜中でも構わねぇがら起ごしらんしょね!
(おやすみなさい、急に具合が悪くなったら夜中でも構わないから起こしなさいね!)

まとめ

福島弁「あんべわりー」などについて綴ってきましたが、個人的にあんべ=塩梅と考えると確かに調子悪そうな言葉として聞こえてくるなと思いました。
塩梅って料理関係じゃなく身体的なことでも使える言葉なんだと再認識出来ました。どうしても料理関係に結びつけてしまうんですよね。

因みに「あんべわりー」は東北で使われてますが、北海道ではどうなんですかね?他に東北弁は幾つか北海道でも使われたりしてるみたいですが、私が少し調べてみると北海道弁に関する事は書かれていなかったので、やっぱり東北地方でだけ使われている言葉なのでしょうか?
何故海経由で伝達しなかったのか、少し不思議に思える方言ですね。

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