【方言】「さら」の意味と例文

方言

さら

方言の地域

近畿地方

方言の意味

近畿地方で用いられる方言「さら」は、「新品」、すなわちまだ誰も使用していない真新しい状態の物を指す言葉です。
同じく新品を意味する標準語「まっさら」と近い意味合いがありますが、近畿地方特有の表現として「さら」が用いられます。
加えて、「さらぴん」という表現も存在し、こちらはさらに新品感を強調した言い方として捉えられます。
関西地域ではこれらの言葉が日常的に使われており、地域に根ざした独自の文化や言葉の使い方を反映しています。
関西人の中には、これらの言葉が全国的に通じると思い込んでいる人もいるようですが、実際には地域によって通じないことがあり、そのギャップに驚くこともあるようです。

「さら」の使い方

たく
たく

そのシャツ、めっちゃさらやな!
(そのシャツ、とても新品だね!)

せやで、昨日買ったばかりやからな
(そうだよ、昨日買ったばかりだからね)

ひろし
ひろし

「さら」の例文

  1. この靴、さらやからまだ履いてないわ
     (この靴、新品だからまだ履いていないよ)
  2. 部屋をさらにするために大掃除したで
     (部屋を新品同様にするために大掃除したよ)
  3. さらのノートに書き込むのが楽しみやわ
     (新品のノートに書き込むのが楽しみだね)