【大阪弁】大阪府の方言「さら」の意味と例文

方言

さら

方言の地域

大阪府

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方言の意味

大阪弁の「さら」の意味は「新品」です。所謂使っていない真新しい物のことを指す言葉となっています。
他県でも使っていない状態のことを「まっさら」と言うことがあると思いますが、の大阪弁版が「さら」になるのです。

違う言い方の方言?

「さら」と同じ意味を持つもう1つの大阪弁が「さらぴん」です。
「さら」に「ぴん」が付くことにより更に勢いが増した「さら」の上位互換といいますか、襟や袖の隅から隅まで糊とアイロンを効かせてピシッとさせたまっさらなカッターシャツ、みたいな状態のことでしょうか。

とはいうものの明確な違いはあまりなく、大阪府民はどちらの方言も同じくらいの頻度で日常的に使っていると思います。因みに「さら」「さらぴん」共に大阪府民は標準語で全国的に通じる言葉だと思っている節があるので、通じないと知るとちょっと驚いたりします。

「さら」を使用した例文

母
ちょっと、あんたのさらのシャツにソース付いとるで!これではよ拭き!
(ちょっと、あんたの新しいシャツにソース付いてるわよ!これで早く拭きなさい!)

えっ、ほんまやありがとう!……だいぶん取れたと思うけどどうやろ?食べ終わってからすぐに洗濯したら全部取れると思う?
(えっ。本当だありがとう!……だいぶん取れたと思うけどどうだろう? 食べ終わってからすぐに洗濯したら全部取れると思う?)
みな
みな

母
ちゃんと取れるんちゃう?染み抜き用のスプレー振るんやろ?じゃあ夕方には乾くやろ、今日特に暑いしな
(ちゃんと取れるんじゃない?染み抜き用のスプレーを振るんでしょ?じゃあ夕方には乾くでしょ、今日特に暑いしね)

そうやんな、ほんま取れて良かったわぁ~。お母さんも教えてくれてありがとうな
(そうだよね、本当に取れてよかったぁ~。お母さんも教えてくれてありがとうね)
みな
みな

まとめ

大阪弁「さら」「さらぴん」の意味などについてご説明してきました。
「さら」の意味があまり知られていないということには最初は驚きましたが、言われてみるとテレビでは「新品」と言っていて「さら」とは大阪のローカル番組以外では言っていないような気がします。

あと「さらぴん」との違いは個人的にはそんなに気にすることなく普通に使っていたため、確かにどう違うのかちょっと考えてみたりしたので、そういう意味ではいい機会でした。
第三者からするとそう見えるのか、という感じでとても新鮮でした。

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