
世界的にも有名な日本の都市の1つ、大阪府。
大阪城や難波に梅田などの観光地が人気ですが、他にも日本一長い商店街として知られている天神橋筋商店街や春になると桜の通り抜けで度々テレビでも取り上げられる大阪造幣局といった、結構B級ともいえる観光スポットも人気があり、各所で賑わいを見せています。
そして大阪弁は他県の人から見ると日本で一番不思議で珍しい言葉を使っている方言ともいわれています。中でも今回紹介する「さら」という大阪弁は、府民だと日常的に使う言葉なのですが、その気になる意味についてをこの記事を通してご紹介していこうと思います。
方言
さら
方言の地域
大阪府
方言の意味
大阪弁の「さら」の意味は「新品」です。所謂使っていない真新しい物のことを指す言葉となっています。
他県でも使っていない状態のことを「まっさら」と言うことがあると思いますが、の大阪弁版が「さら」になるのです。
違う言い方の方言?
「さら」と同じ意味を持つもう1つの大阪弁が「さらぴん」です。
「さら」に「ぴん」が付くことにより更に勢いが増した「さら」の上位互換といいますか、襟や袖の隅から隅まで糊とアイロンを効かせてピシッとさせたまっさらなカッターシャツ、みたいな状態のことでしょうか。
とはいうものの明確な違いはあまりなく、大阪府民はどちらの方言も同じくらいの頻度で日常的に使っていると思います。因みに「さら」「さらぴん」共に大阪府民は標準語で全国的に通じる言葉だと思っている節があるので、通じないと知るとちょっと驚いたりします。
「さら」を使った例文

(ちょっと、あんたの新しいシャツにソース付いてるわよ!これで早く拭きなさい!)
(えっ。本当だありがとう!……だいぶん取れたと思うけどどうだろう? 食べ終わってからすぐに洗濯したら全部取れると思う?)


(ちゃんと取れるんじゃない?染み抜き用のスプレーを振るんでしょ?じゃあ夕方には乾くでしょ、今日特に暑いしね)
(そうだよね、本当に取れてよかったぁ~。お母さんも教えてくれてありがとうね)

まとめ
大阪弁「さら」「さらぴん」の意味などについてご説明してきました。
「さら」の意味があまり知られていないということには最初は驚きましたが、言われてみるとテレビでは「新品」と言っていて「さら」とは大阪のローカル番組以外では言っていないような気がします。
あと「さらぴん」との違いは個人的にはそんなに気にすることなく普通に使っていたため、確かにどう違うのかちょっと考えてみたりしたので、そういう意味ではいい機会でした。
第三者からするとそう見えるのか、という感じでとても新鮮でした。