
関東地方の北部に位置する栃木県。
観光名所の他に宇都宮餃子や焼きそばなど、美味しいグルメが沢山ある地域でもあります。
加えてテレビやネットなどの情報から訛りが強い県ということも察せられます。
訛りが強いことに加えて栃木弁は不思議で面白い言葉に溢れています。今回紹介する「ちんにくる」もそんな言葉の1つです。
この言葉の意味などをこの記事を通して解説していきます。
Contents
方言
ちんにくる
方言の地域
栃木県
方言の意味
「ちんにくる」とは栃木弁で「つねる」という意味を持っています。
ほっぺをつねるとかですね。
栃木県民には普通に通じますが、他県民からすると何のことやら分からないので、通じなくてちょっと恥ずかしい思いをした人もいたりします。
東北地方でも使われている?
この「ちんにくる」ですが、同じ「つねる」という意味を持つ方言として福島県と茨城県の東北地方でも使われています。
茨城県では訛って「ちんにぐる」と言う人もいます。
栃木県から陸伝いで分布されていったんでしょうか。
栃木弁について
栃木弁には3つの特徴がある!?
栃木弁には3つの特徴があるといわれています。
それはイントネーション、アクセント、語尾の特徴です。
ここまで言うとなんとなく理解できる人も出てくるかもしれませんが、次から順に詳しく書いていきます。
栃木弁の代名詞、イントネーション
テレビで栃木県出身の芸人の漫才を見ても分かると思いますが、栃木弁には独特のイントネーションがあります。
このイントネーションが栃木弁の最大の特徴だと言われています。
疑問形じゃない文章や言葉でも、栃木弁だと尻上がり調になるのです。
「ありがとう」が「ありがとうー」となってしまい感謝の気持ちが伝わらない、というような人の経験談もあるくらいですから、相当上がり気味なのですね。
アクセントが平坦?
2つ目のアクセントですが、栃木弁はアクセントが平坦になっています。
平坦なので同音異語の言葉もどちらの意味なのか分からないので、文脈で探るしかないんですね、ややこしいですけど。
語尾が伸びるのが栃木弁
最後の栃木弁の特徴は語尾が伸びることです。
よく栃木県民が「~べぇ」と喋るのが映されていますが、それこそが栃木弁の特徴です。
このように語尾を伸ばすことにより実年齢よりも若干幼い印象を相手に与えることが確認されています。
「ちんにくる」を使った例文






まとめ
「ちんにくる」という栃木弁と栃木弁の特徴についてお送りしていきました。
「ちんにくる」は一見すると二度見してしまいそうな言葉ですが、意味を知るとそんな意味なんだな、と不思議ながらもちょっとホッとする言葉ですね、語彙の安心的な方面で。
テレビで映っている栃木県民も皆さん語尾独特だし凄く訛っていることが分かりますよね。
東北の様であってそうでないこともなんとなく理解できます。
何処が違うというのは詳しく言えませんが、ただなんとなくといいますか雰囲気が違う感じがするのです。そう考えるとやっぱり日本人と方言って不思議ですよねぇ…。